平和祈念展示資料館科(総務省委託)
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企画展『未公開資料展―帰国にまつわる品々を中心に―』

企画展『未公開資料展―帰国にまつわる品々を中心に―』

この企画展では、南方の捕虜収容所で帰国を待つ兵士たちが綴った雑誌や、抑留者の留守家族が帰国を促進するために起こした運動に関する書類など、常設展やこれまでの企画展では公開していない貴重な資料を展示しました。
会期:平成27年2月14日(土)~平成27年4月19日(日)
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PW用の服

PW用の服 大倉幸子氏提供 (通期展示)

フィリピンのモンテンルパ収容所で、アメリカ軍から支給されたPW※用の作業服。
※PWとは、Prisoner of War(戦争捕虜)の略称。

PW用の服
『問天文芸新聞』

『問天文芸新聞』 [もんてんぶんげいしんぶん] 山下朝久氏提供 (通期展示)

モンテンルパ収容所で、兵士が作った壁新聞。戦争犯罪の容疑で懲役刑を科されて、帰国のめどが立たなかった兵士が、パン工場にあった小麦粉の空袋に、持ち寄った原稿を記した。

『問天文芸新聞』
手製の尺八

手製の尺八 江頭敏春氏提供 (通期展示)

イギリス領のビルマ(現・ミャンマー)のモールメン収容所で、節の長いビルマ竹を材料にして作った尺八。

手製の尺八
『火焔樹』

『火焔樹』 [かえんじゅ] 富田正氏提供 (通期展示)

イギリス領のシンガポールのウッドランド収容所で、イギリス軍の捕虜となった兵士が綴った文章をまとめて作った雑誌。労役を課せられた兵士が、詩や評論、絵画などを寄稿した。

『火焔樹』
寄せ書き集「想ひ出帳」

寄せ書き集「想ひ出帳」 松田勇氏提供 (後期のみ展示)

アメリカ軍の捕虜となった兵士が、昭和21(1946)年11月にフィリピンのオーデナンス収容所から帰国する時、友人から送られた寄せ書き集。「弥太サンの結婚」という三角関係のドタバタ喜劇の思い出や、「帰国の日を間近に控へお互に無事で故国の土をふみませう」という友の思いが記されている。

寄せ書き集「想ひ出帳」
五完運動の宣言

五完運動の宣言 小川之夫氏提供 (前期のみ展示)

昭和21(1946)年に将兵同胞帰還促進連盟が、「明年月までに全将兵同胞の帰還をすべし」と求めたの宣言。この運動は、政府には抑留者の帰国を完了させる責任があると訴えると同時に、GHQやソ連大使館への嘆願、家族大会やデモ行進による世論の喚起などを行った。

五完運動の宣言
引揚促進運動、第3回全国家族大会の携行品

引揚促進運動、第3回全国家族大会の携行品 小川之夫氏提供 (後期のみ展示)

昭和22(1947)年3月、京都市における全国大会の携行品である、ポケットに縫いつける名札(横3.03㎝×縦9.09㎝)や、手旗(横30.3㎝×縦60.6㎝)の大きさや形について記している。この家族大会は、約4万人の留守家族が集まる引揚促進運動最大の大会となった。

引揚促進運動、第3回全国家族大会の携行品
引揚促進運動、第4回全国大会の写真

引揚促進運動、第4回全国大会の写真 杉山森一郎氏提供 (前期のみ展示)

昭和22(1947)年7月28日、奈良県の三笠山における第4回全国大会の写真。徹夜で約2万6千人の留守家族が、抑留者を返さなければ「思いで恨みぞ」という思いを込めて、火吹竹で一升枡を叩きながら「夫を返せ!子を返せ!父を返せ!」と叫んだ。

引揚促進運動、第4回全国大会の写真
引揚促進運動、第5回全国家族大会の写真

引揚促進運動、第5回全国家族大会の写真 杉山森一郎氏提供 (通期展示)

昭和22(1947)年8月22~23日、和歌山県の高野山における大会の写真。高野山の境内で、在外将兵帰還促進連盟会長の大木英一が、「還せ返せ」と書かれたたすきをかけ、参加者に挨拶している様子を撮影したもの。

引揚促進運動、第5回全国家族大会の写真
引揚促進運動、第5回全国家族大会の写真

引揚促進運動、第5回全国家族大会の写真 杉山森一郎氏提供 (後期のみ展示)

昭和22(1947)年8月、和歌山県の高野山における大会の写真。留守家族が抑留者の名前を書いた「故郷の」※を積み上げて、早期帰国を祈る護摩を焚いている。留守家族代表は、小石を固めた一念塔を「戦争のためにどれだけ平和な家庭がこわされて、親や妻子が苦しめられたかの生きた証拠や」と語った。
※帰国を待つ抑留者は、「故郷恋し」かろうという掛詞。

引揚促進運動、第5回全国家族大会の写真
引揚促進運動、第7回全国家族大会の告知

引揚促進運動、第7回全国家族大会の告知 小川之夫氏提供 (通期展示)

昭和22(1947)年12月、留守家族・帰還した抑留者・婦人会などに抑留者の帰国を訴えた大会の告知。この全国大会で必ず持参するよう呼びかけた桝や火吹竹は、民間習俗※と関わる台所用品である。
※米をすくう枡の底を叩いて死者の霊魂を呼び戻す風習や、火をおこす火吹竹を祈念成就に奉納する風習がある。

引揚促進運動、第7回全国家族大会の告知
日本人送還に関する請願状

日本人送還に関する請願状 小川之夫氏提供 (後期のみ展示)

留守家族が、中国共産党の毛沢東主席に送った請願状。中国語と日本語が併記されている。中国の民族独立と人民解放を認めた上で、留守家族の心情を訴えて、日本人の帰国を請願している。

日本人送還に関する請願状
帰国を祝う電報

帰国を祝う電報 坂寄靖之氏提供 (前期のみ展示)

昭和28(1953)年12月に、抑留者の帰国を祝った電報。「ご無事お帰り待ってた、心から祝す」。

帰国を祝う電報
防寒用の作業着

防寒用の作業着 山本禮子氏提供 (前期のみ展示)

抑留中にソ連から支給された、防寒用作業着。昭和30(1955)年に、ナホトカより札幌へ帰る時に着用したもの。

防寒用の作業着
引揚げ時のリュックサック

引揚げ時のリュックサック 松本格氏提供 (通期展示)

親子が、満州(現・中国東北部)の新京(現・長春)から葫蘆島[ころとう]経由で博多港へ引き揚げる時、使用した手製のリュックサック。母親は3人の息子を連れて引き揚げる途中で次男を亡くした。

引揚げ時のリュックサック
引揚げ時の手さげ袋

引揚げ時の手さげ袋 松本格氏提供 (通期展示)

帰国時に使用した手さげ袋。鯉のぼりのエラの部分を利用して、手さげ袋に仕立て直した。

引揚げ時の手さげ袋
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